延伸珪素鋼(GTシリーズ)

高周波リアクトル高周波トランス

電力・再生可能エネルギー分野の「原子炉」で30年以上使用

  • 磁気特性が鋼帯の長手方向に均一であるため、主に巻線コアとして使用されます。薄肉化による高周波領域での鉄損が極めて少なく、他の材料に比べて磁束密度が高いため、高周波リアクトルや高周波トランスなどの炉心に最適な材料です。

使用例

配向珪素鋼 GTシリーズ 使用例

ノウハウ

低損失

板厚を薄くすることで、渦電流を抑え、損失を低減することができます。

小型化

磁束密度が高く、リアクトルなどの小型化に貢献します。

最適な使用範囲

動作周波数400Hz〜40kHzで他の材料よりも磁束密度が高く、リアクトルの小型化が可能です。

絶縁コーティング

優れた絶縁コーティングにより、材料特性が最大化されます。耐熱温度が高く、高温(850°Cまで)でも安定した塗膜を維持できます。

原料

Fe(0.003)Si鋼(新日本製鉄(株)の原料)は、極薄の電磁鋼板に使用されています。50年以上の経験を持つ信頼性の高い電磁鋼帯材料。

材料特性

配向珪素鋼GTシリーズ 材料特性
配向珪素鋼GTシリーズ材料特性曲線